少額からOK!PayPay証券で毎月配当金を受け取るポートフォリオとは

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「毎月お給料とは別に配当金で不労所得を得られたら・・・」こんなことを夢見たことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

日本株は一般的に年1〜2回の配当が多く、かつ100株単位での売買が一般的なため、毎月配当金を受け取るにはかなりの資金が必要です。

しかし、PayPay証券で米国株に投資すれば、少額からの運用であっても簡単に毎月配当金を受け取れるポートフォリオを構築できます。

いおり

私も現在のPayPay証券での運用額は4万円程度ですが、毎月配当金を受け取れるポートフォリオを実現できました!

この記事では、米国株投資の魅力や、毎月配当金を受け取るために押さえておくべきポイントについてご紹介します。

「PayPay証券とはなんぞや?」「口座開設はどのようにするの?」という方は以下の記事でまとめているので、こちらもぜひご参考ください!

米国株投資の魅力

はじめに、米国株投資の魅力についてご紹介します。

  • 過去30年間、長期にわたり株の価値そのものが上昇傾向!株主優位で高配当・増配当も多数
  • 1株〜投資可能なため、初期資金のハードルが低い
    (さらにPayPay証券なら1000円単位で投資可能!)
  • 四半期決算ごとに配当金を出す企業が多く、1銘柄で年4回の配当チャンス!

米国株の魅力についてはPayPay証券楽天証券など、証券会社の公式Webサイトでもまとめられていますが、過去の実績に基づくと日本株に比べ成長率が著しく、株そのものの価値拡大に期待できることが挙げられます。

いくら配当目的とはいえ、投資先の株価そのものが大きく減少してしまっては、資産が資産が目減りしてしまうため、成長性については個別に銘柄選定する際にも必ず考慮すべき観点の1つです。

さらに日本株は株主優待が魅力の銘柄も多いですが、米国株には株主優待はありません。その分配当金によって株主へ還元することを重視しているため、高配当・増配当銘柄も多く存在します。

また、日本株については単元株という一定量で株式を売買するという考え方があり、最小100株〜の単位で売買する銘柄が多いですが、米国株については1株単位での売買が可能たなめ、初期の運用資金を低く押さえることができる点も、米国株投資に取り組むハードルを下げる大きな魅力であると言えます。

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PayPay証券なら、米国株・日本株いずれも1000円〜からの投資が可能!これはPayPay証券ならではのポイントです。

加えて、配当金の受け取り機会が多いのは、米国株投資に取り組み続けていく上でモチベーション維持にもつながるのではないでしょうか?

日本株の場合は一般的に年1〜2回程度の配当が多いですが、米国株は四半期決算ごとに配当金を支給する企業が多いため、1銘柄を保有するだけで年4回の配当機会を得られます。

この点については次の章で詳細を説明しますが、配当月が異なる銘柄を保有する、例えば2銘柄で年8回の配当チャンス、3銘柄で毎月の配当チャンスを得ることができるということです。

注意

配当は企業の業績によって、金額が変動したり支払われなくなる可能性があります。株購入の際には必ず、投資先の企業の経営状況や直近の配当金支給状況などを確認するようにしましょう。

配当月グループ別の米国株主要銘柄

上述のとおり、米国株は四半期決算ごとに配当金を出す企業が多く、「1月、4月、7月、10月グループ」「2月、5月、8月、11月グループ」「3月、6月、9月、12月グループ」の3つ+「不定期グループ」と大きく4つに分類できます。

以下にて、配当月グループ別に主要銘柄をまとめました。

ティッカー銘柄名直近配当利回りセクター業種概要
JPMジェイピー・モルガン・チェース3.82%FinancialsBanking世界有数の金融グループ。世界60か国以上に展開。
CSCOシスコシステムズ3.76%TechnologyTech Hardware & Semiconductors世界最大級のコンピューターネットワーク機器メーカー。ルーターとスイッチは圧倒的なシェア。
MRKメルク3.19%Health CareHealth Care第一次対戦後、独メルクから独立。世界有数の製薬会社。キイトルーダ。
NIKEナイキ1.47%Consumer DiscretionaryConsumer Discretionary Products世界最大級のスポーツ用品メーカー。有名スポーツ選手との契約を利用したマーケティングに強み。傘下にCONVERCE、Hurleyも。
1月、4月、7月、10月グループ
ティッカー銘柄名直近配当利回りセクター業種概要
VZベライゾン・コミュニケーション6.83%CommunicationsTelecommunicationsAT&Tと並ぶ世界最大級の通信サービス会社。
CATキャタピラー2.88%IndustrialsIndustrial Products世界最大級の重機メーカー。多国籍企業。油圧ショベル、ブルドーザー、ホイールローダー、ダンプカーなど、幅広い範囲での建設機械、鉱山機械を製造。
PGプロクター・アンド・ギャンブル2.88%Consumer StaplesConsumer Staple Products通称P&G。世界最大級の日用品メーカー。世界180か国以上で事業展開。アリエール、ファブリーズ、パンテーン、SK-Ⅱ、パンパース、ジレットなど。
AAPLアップル0.66%TechnologyTech Hardware & Semiconductorsスティーブ・ジョブズ企業のデジタル機器メーカー。Mac、iPhone、iPad、iTunesや金融決済サービスのApple Payなども。GAFA、FAANGのひとつ。
AXPアメリカン・エキスプレス1.52%FinancialsFinancial Servicesクレジットカードの大手。金融事業、トラベラーズチェックの発行、旅行代理業も。バフェット銘柄。
2月、5月、8月、11月グループ
ティッカー銘柄名直近配当利回りセクター業種概要
DOWダウ6.26%MaterialsMaterials世界最大級の素材・化学メーカー。世界30か国以上で展開。
XOMエクソン・モービル3.91%EnergyOil & Gas世界最大級の石油会社。世界6大メジャーのひとつ。
IBMアイビーエム5.51%TechnologySoftware & Tech Servicesコンピュータ関連製品およびサービスを提供する企業。世界170か国以上で事業展開。
PFEファイザー3.63%Health CareHealth Care世界最大級の製薬会社。幅広い分野で新薬開発。
CVXシェブロン3.84%EnergyOil & Gas石油、化学、発電事業を世界的に展開する米国の大手エネルギー会社。探鉱から生産・精製・販売まで手掛ける。スーパーメジャーの1社。
WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス6.08%Consumer StaplesRetail & Wholesale Staples薬局チェーン持ち株会社。処方箋の調合や一般用医薬品、医薬品のメール・オーダーを取り扱う。食品やヘルスケア用品、季節商品の販売、写真現像サービスも取り扱う。
MMMスリーエム5.23%IndustrialsIndustriak Products世界的化学・電気素材メーカー。幅広い産業分野に製品を提供。
JNJジョンソン・エンド・ジョンソン2.77%Health CareHealth Care世界最大級の総合ヘルスケア企業。世界60か国以上に展開。
INTCインテル5.33%TechnologyTech Hardware & Semiconductors世界最大級の半導体メーカー。開発・提供・販売の自社一貫生産に強み。
BAボーイングIndustrialsIndustrials Products世界最大級の航空機メーカー。民間機、軍用機、ミサイル、宇宙船や宇宙機器などの研究開発・設計製造を行う。
RTXレイセオン・テクノロジーズ2.63%IndustrialsIndustorials Products2020年3月民間機の航空システムなどを得意とするユナイテッド・テクノロジーズと軍用部門に強いレイセオンが合併して誕生。
HDホームデポ2.65%Consumer DiscretionaryRetail & Whsle – Discretionaryホームセンター大手。北米を中心に2200超店舗を展開。Eコマースにも積極的。
TRVトラベラーズ・カンパニーズ2.37%FinancialsInsuranceアメリカ大手損害保険会社の一社。
MCDマクドナルド2.34%Consumer DiscretionaryConsumer Discretionary世界最大級のハンバーガーチェーン。
GSゴールドマンサックス3.29%FinancialsFinancial Services世界有数の投資銀行。世界30か国以上で展開。
UNHユナイテッドヘルス・グループ1.28%Health CareHealth Care世界最大級の医療保険サービス会社。医療保険・サービスを提供するユナイテッドヘルスとヘルスケアサービスを提供するオプタムの2本柱。
MSFTマイクロソフト1.11%TechnologySoftware & Tech Servicesパソコン用OSのWindows、業務用ソフトOfficeは世界首位。ゲーム機器のXboxも。
Vビザ0.81%TechnologySoftware & Tech Services決済取扱高で世界最大級のVISAブランドを展開するクレジットカード会社。
3月、6月、9月、12月グループ
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直近配当利回りは2022年10月上旬時点の情報を基に記載しています。2022年は株価の値動きも特に大きいので、購入を検討される際は株価・配当金額はご自身でもご確認ください。

毎月配当金を受け取るためのおすすめポートフォリオ

配当月グループごとに銘柄を選定する

これまでにも述べてきているとおり「配当月グループを分散させて複数銘柄を組み合わせる」ことにより、最低3銘柄を保有することで、毎月配当金を受け取るポートフォリオを構築できます。

なお購入する際には、配当を受け取る権利を得る日(権利確定日)と現地支払日(支払期日)、PayPay証券での配当反映日の違いを理解しておきましょう。

権利確定日と支払期日などの違い

▼PG(8月配当分)の場合

  • 権利確定日・・・7月21日
  • 支払期日(現地支払日)・・・8月15日
  • PayPay証券での配当反映日・・・8月17日
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配当金の入金は現地支払日より数日〜1週間程度かかります。直近の配当金目的に購入する場合は、権利確定日と支給日を意識しておきましょう。

セクターや業種を分散させる

これはリスク回避的な意味合いが強いのですが、セクターや業種ごとに銘柄を分散させるのもお勧めです。

当然ながら、株価というものは経済状況や業績に応じて変動するもの。そして、セクターや業種により、好況・不況の際に、株価が上がりやすかったり、逆に下がりやすいという性質があるものです。

好況期に強いセクター

  • ハイテク
  • 金融
  • 不動産
  • 工業

▼不況期に強いセクター

  • 生活必需品
  • 通信
  • ヘルスケア
  • 公共事業

せっかく配当月グループごとに分散投資していても、配当がなくなったり、減配したら効果も薄れてしまいますよね。配当月グループとセクターそれぞれ分散させて購入銘柄を決めるのがおすすめです!

私のPayPay証券運用方針

私は毎月の給料から3,000〜5,000円程度をPayPay証券に割り当て、米国株に投資しています。

購入銘柄の選定は「応援したい企業かどうか」ということは大前提ですが、その他以下のような観点で毎月買い増すようにしています。

  • 翌月分の配当月グループの中で購入したい銘柄があるかどうか
  • 直近のニュースやヒートマップなどを踏まえ、将来性はあるが割安な銘柄があるか

ヒートマップは1日や1週間、1ヶ月など、指定した期間での株価の上下を視覚的に把握できます。私は相場を予想して売買しているわけではないため、あくまでも参考程度ですが、株価に影響があるような企業ニュースを見た際には参考までにヒートマップも確認するようにしています。

私が参考にしているヒートマップはこちら。S&P500のヒートマップを確認できます。

株価上昇時は緑に、下落時は赤で表示されるS&P500のヒートマップ。
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少額ながらも、既に毎月配当金を受け取れるポートフォリオになっているので、これからゆっくり運用資金を増やしていきます。

まとめ

米国株の魅力と毎月配当金を受け取るためのポートフォリオの考え方について、いかがでしたでしょうか?

私はごく普通の会社員であるため、まだまだ一気に投資に回せるような資金を持っているわけではありません。だからこそ、PayPay証券を利用して、少額から将来性に期待が持てる米国株に、時間をかけて投資をしています。

もちろん、米国株の配当だけでFIREを実現するのは数十年先になってしまいそうなので、つみたてNISAやiDeCo、トラリピ、暗号資産など、別の投資と組み合わせながら資産運用に取り組んでいるのですが、仮に月数万円でも米国株から配当を得られたら、その後の資産形成は加速度的に進めていくことができると期待しています。

私の購入銘柄や運用状況なども、このブログでご報告していくので、よかったらぜひ参考までに記事をご覧ください。

米国株投資がより多くの方に身近なものとなり、この記事をきっかけに運用に取り組むことができる人が増えればとの思いでまとめました。

少しでも興味をお持ちになられた方は、日々のカフェ代やコンビニ代などをちょっと我慢すれば運用できるくらい、少額から始められるので、ぜひ一歩踏み出してみていただければと思います。

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