こんにちは、いおり(@imotter529)です。
先日、公式より「トラリピ世界戦略」が発表されたのは皆さんご存知でしょうか?本戦略の公開にあたり、解説セミナーに参加してきたので、本記事では、セミナーレポートとしてトラリピ世界戦略の内容とポイントについてご説明します!
そもそもトラリピとは
マネースクエアHDが提供しているFX自動売買のしくみです。FXと聞くと「博打?投機?」と不安を抱える方もいらっしゃるかも知れませんが心配ご無用。トラリピのしくみを知れば、非常に理に適った投資手段と理解できると思います。
私自身、以前は「FXなんて絶対手を出さない!」と思っていたのですが、SNSを通じてトラリピと出会い、色々情報収集を重ねるなかで、非常に魅力的な運用手段だと理解し、実際に運用しています。
トラリピの詳細については別の記事にまとめているので、ぜひ併せてご覧ください!
つみたてNISAやiDeCoが守りの資産運用としたら、トラリピは攻めの資産運用として位置付けています!
「トラリピ世界戦略」とは? 戦略内容の2つのポイント
トラリピは「基本」さえ押さえておけば、非常に再現性高く、安定的な運用が可能な投資手段です。その「基本」とは何か。
それは、通貨ペアの値動きがレンジ相場となっていること。
トレンド相場でももちろん運用はできるのですが、そもそも「トレンドかどうか」を素人が見極めること自体が困難。一気に投機要素が高まります。
高値と安値を行ったり来たりしている通貨ペアがトラリピ向きなのですが、ではこの高値の上限と下限をいくらにしてレンジ幅をどのように設定するかがまた悩ましかったりします。
たとえばレンジ幅が広すぎると、リスクを抑えて運用するには多くの資金が必要となり、一方レンジ幅を狭くしすぎると、ちょっと値動きがあるとすぐレンジ外になってしまい、利益を取りこぼしてしまうことが予想されます。
レンジ幅は広すぎても狭すぎても運用効率が悪いため、自身の運用資金や運用方針などを踏まえ、適切な値を模索する必要があるのですが、これがまたなかなか難しい。
そこで、複数通貨ペアを運用することで、bestではなくbetterなレンジ幅の設定であったとしてもより高い利益を狙っていこう、というのが「トラリピ世界戦略」です。
条件①:レンジ形成をしやすい隣国の通貨ペアを選択
まずトラリピ世界戦略では「通貨の力関係が近しい」隣国同士の通貨ペアを用いることとしています。
「通貨の力関係が近しい」とはつまりレンジ相場になりやすい通貨ペアであるということ。上記に挙げられている通貨ペアは、トラリピのしくみを最大限活かしうる組み合わせだと思います。
条件②:分散効果のある通貨ペアを組み合わせ
2つ目の条件は「分散効果がある」通貨ペアを選択すること。たとえば下図では「対円」「対ドル」「対円対ドル以外」というカテゴリで分類されていますが、これは値動きに影響を受ける要素ごとに分類した例です。
分散効果という観点で重要なのは、「相関関係がない通貨ペア」を選択すること。
たとえば正の相関がある状態は片方の通貨ペアが高値(安値)になった際に、もう一方の通貨ペアも高値(安値)になっている状態であり、負の相関は片方が高値(安値)になっていればもう一方が安値(高値)と相反した値動きになっている状態を指します。
相関関係がない通貨ペアとは上記のように、連動した値動きがないものを指すのですが、上図で挙げられている通貨ペアの中では「豪ドル/NZドル」と「ユーロ/英ポンド」の組み合わせは相関関係がない通貨ペアに該当します。
詳しくはトラリピ公式サイトでも記事にまとめられているのでぜひこちらもご覧ください。
ここまで説明してきた条件を踏まえ、「米ドル×カナダドル」「豪ドル×NZドル」「ユーロ×英ポンド」の3つの通貨ペアの組み合わせでの運用を推奨しているのが「トラリピ世界戦略」です!
トラリピ世界戦略のメリット
この章ではトラリピ世界戦略のメリットについてご説明します。
メリット①:取引が活発な時間帯が異なるため値動きがアクティブな状態が長く続く
トラリピ世界戦略ではヨーロッパ、オセアニア、北アメリカと3つの地域の通貨ペアを選択しており、当然時差があるため、取引が活発な時間帯が異なります。
FX自体は平日24時間取引可能であり、トラリピは自動売買の自動売買のしくみを持つため、取引は寝ている間も可能。
1通貨ペアのみの運用で値動きが鈍い時間帯ができてしまうよりは、複数通貨ペアを運用することで24時間のうちより多くの時間を値動きがアクティブな時間として充てられると理想的ですよね!
メリット②:カントリーリスクの分散
トラリピやFXに限らずですが、投資先によってはカントリーリスクというものがつきまといます。
カントリーリスクとは…投資対象国や地域において、政治・経済の状況の変化によって証券市場や為替市場に混乱が生じた場合、そこに投資した資産の価値が変動する可能性のこと。
特に近年ではウクライナ侵攻等などの国際問題により、為替の値動きも非常に大きく、見通しが立てづらい状況にあります。
トラリピ世界戦略では、地域を分散させた通貨ペアを複数組み合わせることで、こうした紛争や自然災害起因の値動きに対するリスクを下げることができます。
実際、1つの通貨ペアで運用するよりも多くの場面で評価損を低減できたデータがあるのだとか!
投資先を分散させることで、カントリーリスクなど、地域性のあるリスクに対処できるのも、トラリピ世界戦略の大きなメリットかと思います。
実際の設定方法
トラリピ世界戦略を踏まえて設定するにあたり、公式の「戦略リスト」を利用可能です。
戦略リストは、クリックするだけで、専門家による設定内容を反映することができる公式によるサービスの一つ。
セミナーでは「高いパフォーマンス」「広い守備範囲」「バランス型」とそれぞれ特性の異なる戦略を組み合わせることを紹介されていました。
ある程度の運用資金が求められるものが多いため、これまで私は戦略リストを使ったことはありませんが、設定をあれこれ悩まなくて良いので、利便性は高いと思います。
私みたいに、もう少し運用資金を抑えて世界戦略を取り入れたいという方は、前章で触れた観点を抑えて、自身でレンジ幅など設定してみましょう!
私は現在、豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンド、ユーロ/円という3通貨ペアを運用しているため、比較的この世界戦略の条件に近しい形で運用できています。
まとめ
今回も、色々と新しい学びが多いセミナーでした!
特に、相関関係を考慮して分散投資というのは前々から知っていた知識でしたが、取引が活発な時間帯を分散させることのメリットやカントリーリスクを下げるという観点はなかったので勉強になりました。
トラリピは、先述の戦略リスト然り、今回のセミナー然り、FX経験がない方でも運用できるほどサポートや情報発信が充実しているので、初めてFXにチャレンジする!という方にもぜひおすすめです。
私自身、2021年末よりトラリピの運用をはじめ、まだ半年経った程度の運用歴ではありますが、これまでも公式の情報に多々助けられてきました。
少しでも興味を持っていただけた方がいたなら、ぜひこの機会にトラリピでの運用にチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
しくみを理解し、リスク管理さえしっかりしておけば安定運用でも年利10%を狙える投資手法ですのでぜひ挑戦してみていただければと思います。
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